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三重の養殖魚図鑑
三重県では主にこんな魚が養殖されています。


■マダイ 北海道東・北部と沖縄を除く日本各地に分布。三重県では昭和30年代の後半から養殖されるようになり,近年の養殖生産量 は年間4,000トン前後(全国4位,全国生産量の7%)にのぼる。人工生産された稚魚を1年半〜2年半かけて養殖し出荷する。


 
■ハマチ(ブリ) 日本各地に分布し,春〜夏は餌を求めて北上,秋〜冬は越冬,産卵のため南下する。ブリ養殖は5月頃に日本沿岸を北上する天然の稚魚(モジャコ)を採捕して行われ,約1年半の養殖の後,3〜5kg前後で出荷する。三重県の魚類養殖は昭和32年に行われたブリの試験養殖の成功に端を発しており,昭和50年代前半にはブリの養殖生産量 は年間18,000トン前後に増加したが,近年は950トン程度(全国生産量 の0.5%)となっている。


■シマアジ  岩手県以南に分布。三重県では40年代後半にはすでに養殖されていた。近年の養殖生産量 は50トン程度(全国生産量の1.7%)である。人工生産された稚魚を1年半程度養殖し,1kg以上で出荷する場合が多い。


■マハタ  東京都,新潟県以南に分布。三重県では昭和50年頃から地先で獲れた天然種苗を,また昭和60年頃からは韓国から輸入した天然種苗を用いて養殖されてきたが,その量 はわずかであった。三重県では人工種苗の量産技術が確立されつつあり,新しい養殖魚種として期待されている。


■マアジ  東シナ海から日本沿岸に広く分布する暖海性の魚である。春〜夏は北上し、秋〜冬は南下する。三重県では豊富に漁獲される天然種苗を用いた養殖が70年代から行われており、1〜1年半で20cm(150g)前後に育てて出荷する。近年の年間生産量 は8トン程度である。



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