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知ってる? 三重県の養殖
どんな魚がどんなところでどれくらい育てられてるの?


三重県の魚の養殖は熊野灘(くまのなだ)が中心 豊かな自然と1000km以上の海岸線を持つ三重県では、魚やのり、真珠、カキなどの養殖があちらこちらで行われています。その規模は全国的にも有数で、魚の養殖は、鳥羽市答志島の桃取町から熊野市に至る熊野灘沿岸で行われています。


■魚類養殖のはじまりは?
 魚の養殖は、昭和2年に香川県大川郡引田町の安戸池(海水の池)ではじめられたと言われています。当時は網で仕切った池に魚を入れる方式でしたが、昭和30年頃には、網の生簀(いけす)を、沖合の海に浮かべる「小割式」の方法が考えられました。この方法は現在でも一般的な養殖方法です。

■三重県では昭和33年頃から
 養殖は、昭和33年頃、尾鷲水産試験場が実証試験を行った頃から、三重県下に広がっていきました。
 最初はハマチ養殖が中心で、昭和40年代には、生産量が大幅に増え、昭和50年代後半頃にピークを迎えました。

■タイは全国第4位!
ハマチに続き、昭和50年代後半から増えてきたのがマダイの養殖です。これは、稚魚の人工孵化技術が確立されたことなどによるもので、昭和60年代から平成にはいる頃にはハマチの生産量 を上回り、現在では全国第4位の生産量を誇ります。
 県内では、ハマチ、マダイのほかにシマアジ、マアジ、ヒラメ、マハタなどが養殖されています。

■三重県の海では、ここで魚類養殖が行われています
三重県では5市町村にまたがる漁村で魚の養殖が行われています。



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こんな風に大きくなるよ大きくなった魚はどこへ?