ホーム ＞ 「のり」のことを知ってる ＞ のりはどんな生き物？

			◆のりはどんな生き物？◆ のりはどうやって増えたり、大きくなったりするのでしょう？

資料提供：三重県科学技術振興センター水産研究部

のりは海藻の一種で、陸上で見かけるシダ植物などと同じように、「胞子」によって繁殖します。この胞子を網に付けて育てるのがのり養殖です。 ◎のりの生活史・細胞の成熟〜受精 ◆成熟前の細胞 （1月） ◆成熟途中の細胞雄の細胞と雌の細胞ができる （2月〜3月） ◆受精してできた果 胞子が海水中に遊離する （3月）

のりは夏のあいだ、糸状体という形でカキ殻などにくっついて過ごします。秋になると胞子を出すようになります。 ◎のりの生活史・貝殻の中で夏場を過ごす ◆カキ殻に穿入後10日経過の糸状体 ◆糸状体が枝わかれし、胞子のうを形成 （8月） ◆成熟が進み胞子のうの中に殻胞子を形成。一部の胞子が放出されている （9月下旬〜10月上旬）

カキ殻にくっついていた糸状体は秋になると胞子を出します。胞子は網について大きく育ち始めます。 ◎のりの生活史・のりの生長のはじまり ◆殻胞子がのり網に付着し、細胞分裂 が始まる （10月初旬） ◆さらに細胞分裂が進み生長する （10月中旬） ◆単胞子を放出する葉体。単胞子は再び網に付着し二次芽として生長する。

	｜のりはどんな生き物？｜のり養殖｜環境にやさしいのり養殖｜ ｜のりの栄養学｜のりに関する研究｜