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お魚の健康


目とその周囲…… 血管や皮ふをしなやかにする多糖質が多く、目の裏側のゼリー状のものにはカッケ予防に効果 あるビタミンB1が含まれています。
骨………………… カルシウムを中心としたミネラルが豊富で、歯や骨を丈夫にし精神安定にも効果 があります。
肉…………………

必須アミノ酸をバランスよく含んだ栄養価の高いタンパク質が豊富で、カルシウムも多く含まれています。

皮………………… 魚肉よりビタミンA、B2が多く、特に黒い皮にB2が多く含まれています。
内臓……………… ビタミン、ミネラルや成人病を予防するEPA、DHAに富んでいます。
血合い肉………… ビタミン、ミネラル、タウリンがたっぷり含まれています。
軟骨・スジ……… 血清コレステロールを抑制する働きのあるコンドロイチンがあります。
   
  三重県水産物消費拡大促進協議会


養殖魚にはDHAがいっぱい
 魚の不飽和脂肪酸には、いま話題の高度不飽和脂肪酸「DHA」「EPA」がたくさん含まれていることが知られています。
 DHAはドコサヘキサエン酸、EPAはエイコサペンタエン酸の略で、この2つの成分は陸上動物の肉には含まれず、魚類、特に海水に生息する魚に多く含有されています。
 EPAはデンマークの学者がグリーンランドの激寒に暮らすイヌイットの人たちが心筋梗塞や狭心症などの心臓病で死亡する率が極端に低いことに着目し、魚を多くとる彼らの血液中に通 常の100倍以上のEPAが含まれていることがわかり、それらが血小板の凝集を抑え、血栓を防ぐ作用を持つこと、血中の悪玉 コレスレテロールを抑えるなどの働きがあることがわかりました。
 DHAはEPAと同様の働きのほか、血液に乗って脳の膜を通過する特性から、脳の情報網を広げ、頭の回転を良くする働きがあることがわかっています。

 人間は胎児の段階で既に中枢神経を発達させるためにDHAを必要とします。情報を吸収し、学習を繰り返す乳幼児、小、中学、高校生。働き盛りになれば会社でも頭をフル回転。人間は胎児のときから老人にまるまで、「頭脳=生命維持」のために一生DHAをとる必要があるのです。

健康第一だね!  養殖魚は、その餌に魚粉やイワシ、サバなどを摂取します。そしてこれらDHAを多く含んだ餌を食べて成長するので、天然魚よりもDHAの割合が高くなります。DHAを効率良く摂取したい人は、養殖魚をたくさん食べるといいかもしれませんね。

 DHAとEPAを多く含む魚介類
[可食部(生)100gあたり 単位=mg]
  DHA EPA
やつめうなぎ 2610 2030 4640
ほんまぐろ脂身 2880 1290 4170
はまち養殖 1730 1540 3270
さば 1780 1210 2990
きちじ 1470 1470 2940
まだい養殖 1830 1090 2920
ぶり天然 1780 899 2679
まいわし 1140 1380 2520
さんま 1400 844 2244
うなぎ 1330 742 2072
にしん 862 989 1851
さわら 1190 480 1670
みなみまぐろ脂身 1100 512 1612
からふとししゃも 592 720 1312
白ざけ 820 492 1312
はたはた 709 523 1232
にじます 983 247 1230
かたくちいわし 702 465 1167
あじ 748 408 1156
あなご 661 472 1133
このしろ 396 694 1090
ほっけ 608 468 1076
いかなご 615 454 1069
いぼだい 735 268 1003
いさき 663 308 971
ほんます 507 428 935
うるめいわし 633 275 908
みなみまぐろ赤身 653 197 850
たちうお 517 290 807


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