マダイ養殖では昔、天然の稚魚を養殖用に採捕していましたので、必ずしも誤りというわけでは有りませんが、近年は人工的に生産された稚魚を用いて養殖されるのが一般的で、逆にこの人工種苗生産技術の確立がマダイ養殖を発展させたと言えます。

 また、三重県では、資源の減少に配慮し、小さなうちには獲らずに大きくなってから魚を獲ろうという資源管理型漁業の観点から、全長17cmに満たない小さなマダイ稚魚は獲らずに再放流しようという大きくなったらまたあおう運動を展開していま
す。